1千万人の移民を秩序正しく入れることは十分可能

坂中提案

一国の人口は「出生者」と「死亡者」と「移民」の数で決まるが、出生者の劇的な増加は期待できない。政府の出生率の長期見通しも、2010年から2060年まで1・35あたりの低水準が続くと推定している。

人口学者によると、仮に出生率が高まったとしても、年少人口の絶対数が異常に少ないので、今世紀中の人口増加への転換は期待できないそうだ。

女性の労働市場への参加促進策も、正しい政策であるが、人口問題の解決策としては限定的なものにすぎない。女性人口も男性人口と同じように激減するからだ。

人口崩壊の問題の根本的解決は最大規模の移民政策をとる以外の選択肢はないのである。

私は、日本人口の崩壊を国と民族の存亡がかかる重大問題と受け止め、向こう50年間で1000万人の移民を入れる「革命的な移民政策」を提案している。

50年かけて1000万人の移民を秩序正しく入れることは十分可能だと考えている。日本には移民が働くための産業基盤も移民を教育するための教育機関も整っている。そして何よりも日本人には移民をもてなす豊かな心がある。

1000万人という移民の数は、総人口に占める移民の割合を10%程度におさえるものだ。これは、現在の英国、ドイツ、フランスとほぼ同じ水準の移民人口である。現在の日本の定住外国人人口の比率は1・6%である。これを50年の長期計画により移民の割合を着実に増やしてゆき、最終的に現在の欧米の移民先進国の水準に近づけるものだ。日本の国力をもってすれば達成可能な数字だと考えている。

« »