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西洋文明の時代から日本文明の時代へ

  西欧における移民処遇の歴史は、アフリカの黒人を奴隷として新大陸に強制的に移住させた原罪を背負っている。これは世界人権史に残る汚点である。そのうえ、現在の欧米諸国は移民の力を借りなければ経済と社会が成り立たない状況に追い込まれている。

  明治以後、日本が模範として学んできたヨーロッパ文明、アメリカ文明とはいったい何だったのか。移民政策に限って言えば、人の道と正義に著しく反するものであった。それにたいして、和の心がつまった日本人に生まれたことを誇り思う移民政策研究所所長が提唱する移民政策は、移民を人類同胞として温かく迎えるものである。

 
  「全人類はみな同じ人間である。宗教や文化、皮膚の色の違いに関係なく、世界の人々を平等に受け入れる。国民は思いやりのこころで移民を歓迎する」と、内閣総理大臣が世界の人々と約束してはどうか。日本列島に産声をあげる移民国家が、人類共同体の理念を前面に出して世界にアピールすれば、それは異なる宗教に対する偏見と白人至上主義の考えが根強く残る欧米の移民政策の退場を迫るものになろう。

  あるいは、移民政策に関する思想の根本的な違いが分岐点となって、西洋文明の時代から日本文明の時代へと、世界文明の潮流に変化が起きることも考えられる。