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英文図書の金字塔『Japan as an Immigration Nation』

 米国の出版社から坂中英徳の論文集が出版された。「Japan as an Immigration Nation:Demographic Change, Economic Necessity, and the Human Community Concept」(LEXINGTON BOOKS、2020年2月)である。

 日本の移民政策の全体像、人類共同体思想のエッセンス、日本革命と世界革命の必然性ならびに日本の移民国家ビジョンの持つ創造性と普遍性について論じた。また、世界の移民政策の歴史的転換を各国政府に迫った。人類共同体社会の理念に基づき世界の人道危機を救うことを究極の目標にすえる雄編である。

 この英語論文集は人類共同体哲学の世界展開を試みたものである。新型コロナウイルス問題の深刻化に伴う国境封鎖、人種差別意識の顕在化など世界秩序が崩壊寸前の危機的状況にある中、世界の人々に夢と希望を与える書籍としてブックレビューを果たした。「日本の移民政策」から「世界の移民政策」への飛躍である。

 この英文著作の中心概念である人類共同体の理念(the Human Community Concept)は国の内外の知識人から衝撃をもって迎えられるだろう。世界の評価があって初めて日本人の業績を評価する日本政府に移民開国を迫る決定打になるだろう。22世紀初頭には人類共同体哲学を体現した移民国家日本が世界の移民国家の最高峰としてそびえているだろう。