英国BBC放送が坂中構想を世界に紹介した

メディア 坂中提案

s20150317
私は本年2月、人通りの多い渋谷の繁華街をバックに、英国BBC放送の大井真理子リポーターのインタビューを受けた。テーマは「日本の移民政策をめぐる最近の状況について」であった。私の話の要旨は以下のとおり。

〈日本は世界の先頭を切って、超少子化・超高齢化の人口崩壊の時代に突入した。2014年に入り、人口ピラミッドの崩壊はすなわち日本の崩壊につながるという衝撃の事実が知識人の間で認識されるようになり、1000年以上続いた移民鎖国のタブーが解かれ、移民政策大論争が始まった。〉

〈私は50年間で1000万人の移民を日本独自の人材育成型移民政策で受け入れることを提案している。これは現在の英国、ドイツ、フランスの総人口に占める移民人口とほぼ同じ割合(10%)である。日本の産業力、充実した高等教育制度、国民の教養レベルなどの点を考慮すると十分達成可能な目標である。〉

〈日本人は八百万の神々を信仰し、宗教に寛容な民族であり、人種差別や民族差別もほとんど見られないから、日本の移民の受け入れは成功すると考えている。〉

そして3月17日。英国BBC放送のワールドニュースのテレビとラジオで上記のインタビュー記事が報道された。加えて、BBC放送のインターネット上でも私の移民政策論のエッセンスが取り上げられた。

BBCワールドニュースは200以上の国と地域で放送されたので、坂中英徳の移民国家構想は世界の人々の耳目をひくことになった。同時にその世界的評価が定まった。

世界第3位の経済大国の日本が人口問題と移民問題にどのように対処するかは世界各国の最大関心事の一つである。英国BBC放送のような世界を代表する報道機関からの、日本の浮沈がかかる移民政策に関するインタビューに答えるのは、本来は政治家の勤めである。しかし残念ながら、日本の政治家のなかに国家政策の最たるものといえる移民国家ニッポンの建国について語る見識のある政治家はいない。

それゆえまことに僭越であるが、日本のミスターイミグレーションの立場で、まだ坂中試案にすぎない移民国家ビジョンを世界の人々に披露した。

BBCワールドニュースのリポーターは、私の話を聞いて「完璧です」と感想を述べた。日本の移民政策の専門家が提唱する移民国家の理念は世界の人々の知るところとなった。

BBCニュースは世界の世論形成に大きな影響を及ぼすので、世界の多くの人が日本の移民開国を待ち望む状況が生まれる。日本の移民国家への転換に期待を寄せる世界の声に日本の政治がどうこたえるのか。それがこれから問われることになる。

BBCワールドニュースの報道を機に、世界の世論が日本の移民開国を求めるという構図が成立すると見ている。それは日本にとって不名誉なことであるが、外圧に従うことでしか自国の運命を決められない国民性と政治体質――日本の近現代史においてよく見られる国の基本方針の決め方、それが天下にさらされる。

移民革命の旗振り役を務める私はそれを残念に思うが、人口崩壊の危機が迫るこの期に及んでも国民と政治家が移民開国について自主的に判断できないというのであれば、移民受け入れ問題は世界の待望論にこたえる形で決断するのがベターなのだろう。

仮に世界の世論の後押しで移民国家の建設にふみきっても日本人はそれを悔やむことはない。世界の最高水準をゆく日本型移民国家の理論的基礎を固めたのは日本人であるという事実は世界の歴史に残る。それによって日本の名誉は劇的に回復する。そのような意味において、世界の圧力に全面的に屈した幕末から明治にかけての開国や、マッカーサー憲法と呼ばれる日本国憲法の制定とは異なる。

最後にこれだけは言っておきたい。そのいきさつはどうであれ、結果として、明治の開国と日本国憲法が日本の飛躍的発展をもたらしたことはまぎれもない事実である。わたしは移民国家・日本の幸運と興隆を固く信ずる。

3月17日(火)、Asia Business Reportですと、以下の放送時間の中で放送されます。
–Asia Business Report–

 放送後、こちらのHPにアップされる予定です。
–BBC.COM–

 

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