絶体絶命のピンチは飛躍発展のチャンス

坂中提案

人口統計学的推計で日本の未来は明らかになる。最近の人口統計は、地球文明の一翼を担う日本人と日本文明が地球上から消えてゆく絶望の未来を指し示している。平成の日本人は日本が空前絶後の危機にあることを直視しなければならない。

私は日本民族の消滅危機を、日本が移民国家に生まれ変わる絶好の機会とかねて主張している。日本の絶体絶命のピンチを日本の飛躍発展のチャンスに変える逆転の発想だ。国民が一丸となって移民国家で世界の頂点を目ざしてはどうか。

私が描いた移民国家像には救国の魂がこもっているにちがいない。移民政策一本の道を歩んだ実践的経験を踏まえ、文明崩壊の脅威にさらされている祖国を救いたい一念で移民国家ビジョンを立てた。

しかし、志が詰まり、地に足が着いた移民政策論だと自負しても、国民の理解が得られたかというと、実はそうではない。人口危機が深まるなか、国民の間から移民の受け入れに賛同する声が上がらないのだ。目だった反対論がないのは救いだが、総じて国民は移民問題に沈黙したままである。国民と移民をへだてる心の壁は厚いと痛感する。

ひとえに私の責任である。移民政策の伝道役として失格である。国民の誤解を解くための努力、たとえば、人口崩壊の恐ろしさと移民立国の必要性、国の形を移民国家に変えることによるメリットの数々を国民に伝える努力が足りないのだろう。

日本文明の未来永劫の存続は移民国家の創立にかかっていることについて国民の理解が得られるまで説得に努める。それとともに、移民国家創成塾を主宰し、移民国家の担い手の育成に余生をささげる。

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