純種より雑種のほうが生命力が強い

坂中提案

千年以上の長きにわたって移民鎖国時代が続き、日本人は島国の中でいわば血縁者同士の緊密な関係を結んで生きてきた。その結果、世界的に見て、日本人は純血度の高い民族になった。

最近の私は、日本人は純種系民族から雑種系民族へ進化しなければならないと述べている。これは、米国のオバマ大統領が就任した直後、ホワイトハウスで飼っている犬の血統を記者から聞かれ、「この犬は雑種。私も雑種」と答えたのを聞いて思いついたものである。

生物の世界では純種より雑種のほうが生命力が強いとされる。人間の世界も同じで、多様な民族からなる社会のほうが単一民族からなる社会よりも危機の時代を生き抜く能力でまさっているのではないか。

移民開国をして多様性に富んだ民族構成の国民になれば、現在の日本のように移民比率が1・6%の均質性の高い国民よりも、国際競争力も世界における存在感も高まるだろう。

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