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移民革命と日本革命が必要

 2021年現在の私は、1975年の坂中論文以来の達成感を味わっている。世界の先頭をゆく移民国家理論が完結した。坂中ビジョンの共鳴者が増加した。一部の政治家が移民開国に向かって動き出した。ワシントン・ポスト、エコノミストなど海外の有力メディアが私の移民国家構想を繰り返し報道した。移民国家ニッポンの雄姿が視界に入った。

 私の使命は移民国家理論の完成で終わらない。理想の移民国家を創建する仕事が残っている。国家百年の偉業を余すところなく達成すれば私の移民政策論は百点満点の成果をおさめる。しかし昔から何もかもうまくゆく人生などこの世に存在しないと考えている。苦難と試練に耐え、一歩一歩前に進むのが自分の生き方と思っている。

 移民革命論と並んで執念を燃やす日本革命論に関心を寄せる政治家・官僚・知識人が皆無の状況が続いている。従って日本革命論は私の個人的意見で終わる可能性が高い。

 しかし日本革命思想は不滅だ。移民革命が実現した暁に政府が最優先で取り組むべき課題として残す。2050年までに日本革命が成就することを切に希望する。