移民興国論に勢いが出てきた

坂中提案

1年この方、インタ―ネットの世界で移民国家をめぐる議論が盛り上がっている。「移民」「移民政策」などの言葉が普通に使われている。移民政策研究所のホ―ムぺ―ジへのアクセス数が急増し、2014年7月の一日あたりのアクセス数は1万1000件にのぼった。これは移民政策に関心を寄せる若者が急増したことを意味する。

そして、『WiLL』(2015年1月号)が「移民政策大論争」と銘打った特集を組んだ。私は「移民国家で世界の頂点をめざす」のタイトルの小論文を投稿した。かくして移民興国論者の私と移民亡国論者との間で移民論争が始まった。しかし、移民亡国論の陣営は人材不足なのか、批判の種が尽きたのか、理由は定かでないが、鳴りを潜めたようだ。白熱の移民論議を期待したが、線香花火で終わった。

いっぽう、移民興国論の元祖である私へのメディアの取材が増えた。私の事務所に見える内外の記者は、人口崩壊の脅威を正視し、移民政策の必然性を理解し、移民の受け入れに賛成の人である。7月の金融機関の幹部を前にしての講演など、日本型移民国家構想を語る機会が増加した。聴衆の反応も上々である。

以上のように移民政策に好意的な空気が醸成されつつあることに加え、外国人観光客が爆発的に増えて国民の外国人観が好転したことも移民政策に味方して、世論は移民興国論に傾いたようだ。

6月22日の「移民政策をすすめる会」の発足をもって、私は長かった四面楚歌の状況を脱した。20人の同士とともに移民国家の創建を目ざして一路邁進する。

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