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移民策研究所所長の孤軍奮闘の時代は終わった

 移民革命にかける執念が天に通じたのかもしれない。突然、時代の風向きが変わった。2015年は移民政策に順風が吹いた年だった。私が危険人物と見なされる時代は終わった。同年4月の朝日新聞の世論調査で移民賛成(51%)が移民反対(34%)を大きく上回ったことに代表されるように時代は移民賛成の方向に急転回した。

 敷衍して述べる。①人口崩壊の恐ろしさが国民の間に広く浸透したこと。②外国人観光客の急増で外国人に親近感を持つ国民が急増したこと。③内閣官房の高官たちが坂中英徳移民政策研究所長の提唱する移民政策に賛意を表明したこと。④榊原定征経団連会長(当時)が移民の受け入れを政府に迫ったこと。⑤石破茂地方創生担当大臣(当時)が移民政策推進の立場を明言したこと。以上のことが2015年に立て続けに起きた。時勢は移民開国の方向に動き出した。

 2018年10月の国会において移民政策をめぐって論戦が始まった。2019年4月1日。古巣の法務省入国管理局が法務省出入国在留管理庁として装いを新たに発足した。2020年2月、英文図書の決定版「Japan as an Immigration Nation」がブックレビューを果たした。

 移民策研究所所長の孤軍奮闘の時代は終わった。私は志を同じくする若者たちと隊列を組んで移民社会の理想像を求めて行進する。