移民政策の経済効果

坂中提案

私は2008年9月、メリルリンチ日本証券主催の「メリルリンチジャパンコンファレンス 2008」で講演した。内外の機関投資家の前で、移民1000万人構想を中心に移民政策論を展開した。

講演終了後の質疑応答で、ある外国機関投資家が、「日本政府が移民国家宣言をすれば、東証株価は1日で1000円急騰する」と述べたことを覚えている。当時はそういう見方もあるのかと思っただけだったが、最近はそういうことが実際に起きるのではないかと考えている。

2014年に入り、世界の有力投資家がアベノミクスの成長戦略との関係で、「移民鎖国を続ける日本は売り」という発言を繰り返している。彼らは「人口危機の問題になんら有効な手を打たない日本は投資対象国として魅力がない」と警鐘を鳴らしているのだ。これがウォール街に生きる機関投資家の冷厳な投資行動であると理解すべきだ。

一方、日本が移民開国に舵を切れば、世界の投資家は対日投資行動を転換し、日本買いに走るだろう。日本経済に新しい活力が生まれるだろう。

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