移民政策と言語政策と多言語社会

坂中提案

移民2世に対し日本語教育プラス母語教育に力を入れなければならない。移民1世が持っている文化や感性を移民2世に受け継いでもらうためにも、移民の第2世代に親の母国の言語を教える体制を整える必要がある。すなわち少数言語教育体制の確立だ。

親の母語を継承することによって初めて移民2世は民族的アイデンティティを保持し、その中からユニークな国際人材が生まれることを理解すべきである。

移民の受け入れが順調に運ぶと、異なる民族間の交流が盛んになり、数カ国語を話す国民が続出するだろう。若い世代の間では人種や文化の相違に魅力を感じる人が多数に及び、異民族間結婚の増加が見られるだろう。もともと一つの種である人間は、人種や民族が異なる人々に対し、憧れの気持ちや好奇心を潜在的に持っているものである。

以下は、私が理想と考える2050年の移民国家日本の姿である。移民2世に対する日本語教育と母語教育を実施する体制が整備され、移民と日本人との結婚が当たり前の時代になっている。移民2世や異民族間結婚で生まれた子供など約1000万人にのぼる国民が、日本語、親の出身国の言語、英語の3カ国語を話す「多言語社会」が成立している。多言語を駆使する日本人が地球上を闊歩する光景が見られる。

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