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移民憎悪団体の攻撃を不動心で受けとめる

最近の日本の世論は健全な方向に進んでいる。2016年の通常国会で、へイトスピーチグループによる民族差別的な言動を規制する法律が成立した。結果、人種憎悪団体が「移民は嫌い」「移民は帰れ」などのデモ行進やアジ演説をぶつことができなくなった。

しかし、移民革命による日本のビッグバンを提案する坂中英徳に対する批判・罵倒が殺到する状況に変化はない。インターネットの世界ではヘイトスピーチを叫ぶ団体らによる「移民1000万人の坂中英徳は売国奴」という名指しの攻撃が一段と激しくなっている。

そのことについては、日本人が大事に守ってきた移民鎖国体制の打倒を主張しているのだから、坂中打倒のスローガンを掲げた移民反対運動が起きても不思議ではないと腹をくくっている。移民反対派にとって、移民政策の象徴的存在の私は不倶戴天の敵なのだろう。さらに言えば、特に在特会=ヘイトスピーチ集団は、在日朝鮮人の法的地位の安定をもたらした『坂中論文』の著者を目の敵にしてきた。おそらく在特会(在日特権を許さない市民の会)は設立当初から坂中英徳を最大の標的にすえていたのではないかと思われる。

日本の浮沈がかかる闘いである。排外主義勢力に負けるわけにはいかない。移民憎悪団体の攻撃を不動心で受けとめる。欧米諸国では移民排斥を主張する極右勢力が国民の一定の支持を集めているが、日本では若者を中心に移民賛成の声が高まっている。反移民を唱える国粋主義者らに批判的な日本人の良識が私の強い味方である。

1970年代の坂中論文批判など何度も修羅場を経験して強靭な精神力が身についたのだろう。坂中移民論が四方八方から批判されるのは正論を吐いた人間に対し天が課した試練と受け止める。坂中批判が激しくなればなるほど「正義は我に在り」との思いを強く持ち、移民国家への道を完走する決意を固める。