移民国家創成塾活動報告(2)

坂中提案 移民政策研究

以下は、2014年6月から2015年4月までの移民国家創成塾の活動報告である。(続く)

(1)移民国家創成塾(第1回)

2014年6月12日、移民国家創成塾を開催。1年ぶりの勉強会であったが、参加者の心意気を感じた。これから毎月塾を開くことを決めた。冒頭のあいさつで塾生に檄を飛ばした。

〈移民国家創成塾は若者が移民政策のあり方を議論する道場である。われこそ日本の新しい歴史をつくるという気概を持つ人物の出現を期待する。近く移民政策論争が始まり、坂中塾出身の移民政策の専門家が各方面で活躍する時代がくるだろう。〉

(2)移民国家創成塾(第2回)

6月18日、移民国家創成塾を開催。2014年の国会で成立した入管法改正の意義と問題点、世界の主要民族の国民性など多方面の問題について議論が行われた。お互いの人間関係・信頼関係が深まった。

(3)移民国家創成塾(第3回)

7月9日、移民国家創成塾を開催。「日本人妻・北朝鮮残留日本人の帰国問題」、「日系ブラジル人の入国の経緯と今後の課題」、「日本は2・07の出生率を回復できるのか」など、当面する諸問題について議論を戦わせた。

(4)移民国家創成塾(第4回)

7月23日、移民国家創成塾を開催。冒頭、坂中から、「移民政策研究10年の歩み」を語った。次に、「移民政策と宗教の関係」「移民政策と言語政策」「レヴィーストロース人類学の現代的意義」などについて出席者の間で討論した。移民受け入れの本質に迫る議論ができた。

(5)移民国家創成塾(第5回)

8月6日、移民国家創成塾を開催。はじめに坂中から、最近、移民政策をめぐる世の中の空気が一変したこと、時代の風を受けてわれわれは何をなすべきかについて語った。引き続き、「ドイツの移民政策」「移民政策と日本語教育」「日系ブラジル人の子供の教育問題」のテーマで討論した。具体的なテーマに即した実りある議論ができた。

(6)移民国家創成塾(第6回)

8月20日、移民国家創成塾を開催。はじめに坂中から、「移民の法的地位の安定化と入管法の運用のあり方」、「大量移民時代の日本語教育のあり方」について問題提起を行い、続いて出席者全員で突っ込んだ議論を行った。気がついたら3時間ぶっ続けで議論していた。

(7)移民国家創成塾(第7回)

9月24日、移民国家創成塾を開催。はじめに坂中から、「移民国家創成塾が目ざすもの」、「最近の移民政策の動向」などについて語った。次に、「日本版奴隷制度と移民政策の関係」「反日国家からの移民の規制方法」「移民政策と国籍政策の一貫性の必要性」などの問題について出席者の間で討論した。

移民政策の本質問題についての参加者の理解が深まったと感じる。日本の将来を担う人材が育ってきた。

(8)移民国家創成塾(第8回)

10月29日、移民国家創成塾を開催。坂中から冒頭、最新作の『新版 日本型移民国家への道』(東信堂)を活用して、政治家、官僚、経済人など日本のキーパーソンを動かす決意を表明。

次に、酒井英禎移民政策研究所主任研究員による「移民政策と日本文化・日本語の関係」に関する問題提起を受け、参加者の間で活発な議論が行われた。移民受け入れの成否がかかわる問題について参加者の理解が得られた。

(9)移民国家創成塾(第9回)

11月26日、移民国家創成塾を開催。はじめに坂中から、『WiLL』(2015年1月号)に登載された小論文・『移民国家で世界の頂点をめざす』をもって移民国家大論争が開始されたこと、近著の『新版 日本型移民国家への道』を使って政治家を動かす決意であることを述べた。

引き続き、大重史朗氏による「南米系日系人集住都市における子どもの教育と多文化共生の課題」の表題のスピーチを受けて、移民二世に対する日本語教育の重要性、プロの日本語教師の育成の必要性などについて参加者の間で議論を行った。

« »