移民国家創成塾を巣立った塾生に未来を託す

坂中提案

振り返ると、私以外に国家政策としての移民政策の立案者は現れなかった。これは年季の入る仕事なのだろう。国の政策に直結する本来の意味での移民政策を研究する日本人はいない。移民開国の是非に関する国民的議論がはじまった現在の日本にとってこれは不幸なことである。

どうしてこんなことになったのか。日本の知識人も政治家も、長年にわたり在日韓国・朝鮮人問題と移民問題をタブー視してきた。当然、外国人政策について考える日本人は育たない。その結果、移民政策を立案する専門家が不在の今日の事態を招くことになったのだと考えている。

移民国家の議論を行うに当たって論客がいない。私の好敵手がいない。それでは議論が盛り上がらない。さてどうするか。

今すぐいい知恵は浮かばない。もう少し時間を貸してほしい。現在、移民国家創成塾(坂中英徳主宰)で将来の日本を担う人材を育成中である。志のある若者が熱心に勉強している。

移民国家創成塾を巣立った俊英たちが移民政策の専門家として活躍する時代は近いと感じる。私は彼らに日本の未来を託す。

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