移民国家の理想像を追い求める夢が尽きることはない

坂中提案

ここ数年いつ死んでもいいようにと思って文章を書いてきた。悲壮な決意表明の論文の最たるものが『増補版 日本型移民国家への道』(東信堂、2013年1月)である。しかし転機が訪れた。

2013年の春、突然、自分の知識と能力のすべてを使い切って、長年の夢である移民国家の理想像を創作しようと決心した。それを成し遂げれば、50年後の日本国民への責任をはたせると思った。何もかも吹っ切れた。失意が消えて自信がわいてきた。

最近は、肩の力を抜いて思うままに文章を書いている。移民政策研究所のホームページの坂中ブログとフェイスブックで夢の実現に向かって見解を表明している。その結果、インタ―ネットの世界で「移民50年間1千万人構想」は多くの人の知るところとなった。

そしてこの10月、移民政策に関する理論的研究の集大成となる『新版 日本型移民国家への道』(東信堂)を上梓した。そのなかで移民国家ビジョンを余すところなく語った。

命を大切にするが、命に執着しない。もう十分生きた。自分のやるべきことはすべてやったと思う。日本の窮地を救う移民国家のグランドデザインを書き上げた。世界の先頭を切って国民が人類共同体社会の理想に向かって邁進する近未来の世界を描いた。

職業人生を回顧すると、途方もない大きな夢を抱き、それを追い求める人生だった。新しい夢が浮かばなくなったらどうしようか。そんな心配は要らない。人類共同体の樹立は人類史に残る壮挙である。世界共同体を創る夢が尽きることはない。

私の死後も志を引き継ぐ日本人が続々と現れ、世界に名だたる移民国家ニッポンの完成をめざすだろう。坂中英徳の夢は永遠である。

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