1. TOP
  2. 政策提言
  3. 移民は日本と世界を結ぶ平和友好の架け橋

移民は日本と世界を結ぶ平和友好の架け橋

今日の日本は、歴史の岐路に立つ日本の針路を明快に示す思想家を緊急に必要としている。しかしながら、当代の日本の知識人の中に100年後の日本と世界のあり方を視野に入れた巨星はどこを探してもいない。

しかし、日本が1000万単位の移民を将来の国民として受け入れ、日本人が多彩な顔を持つ国民に生まれ変われば、大知識人や大政治家が現れるだろう。多士済々が百戦錬磨する移民社会から卓越したスポーツ選手や異色のタレントが続出するだろう。

多様性に富んだ民族から構成される多民族社会をつくるためにも、移民法の制定が不可欠だ。政府は、移民法の規定に基づき、公平の立場から、特定の国・地域の出身者に移民が集中しないよう留意し、年間の国籍別移民受け入れ枠を決定する。法務省、外務省などの政府機関は、移民受け入れ枠に従い、移民協定の世界的展開、入管法上の永住許可の弾力的運用などを推進し、世界各国から多彩な人材を獲得することにつとめる。

現在の日本の永住外国人の在留状況を見ると、中国人と韓国人が永住者(移民)の圧倒的多数を占める「東洋人中心の移民社会」である。バランスがとれた移民社会を形成するためにも、日本人に近い人種の在日外国人の寡占状態を速やかに改める必要がある。私の意見を言わせてもらえば、日本社会の民族的構成の多様化を図る観点から、ロシア人、トルコ人、アラブ人、アフリカ人をもっと受け入れる必要があると考えている。
  
公平を旨とする移民政策を強力に展開すれば、世界の主要民族を網羅した「多彩な人材が集う多民族社会」が形成されるはずだ。同文同種の日本人が圧倒的多数を占める単一色の濃い社会から、人種・宗教・風俗を異にする人々が互いの立場を尊重して共生する、多様性の豊かな移民社会へ移行する。

もう一つ強調しておきたいことがある。移民政策は安全保障政策の不可欠な一部だということである。政府が世界各国の国民を公正かつ公平に受け入れることを日本の移民政策の基本方針と定め、移民協定を友好国との間で締結するなど積極的な移民外交を展開すれば、移民の出身国との間で緊密な関係が築かれ、日本の安全保障体制は盤石のものになるだろう。

加えて、移民協定に基づき友好国から日本に入国した将来の国民候補は、日本語を熱心に勉強し、日本の風俗習慣になじむべく努力し、日本文化が大好きになり、皇室に敬愛の念を抱く親日家に育つであろう。

さらにいえば、日本と世界各国との間で「人の移動」が増え、「人の交流」が拡大し、「友好の輪」が広がる。移民は日本と世界を結ぶ平和友好の架け橋である。