百年の計を立てる政治家はいないのか

坂中提案

超少子化と人口激減の問題は日本政治が取り組むべき最優先の課題である。だが政治家は、人口崩壊の問題を正視し、その最有力の解決策である移民政策を議論することを避けている。絶望の未来が待っている若者を元気づける国家ビジョンを政党が示したという話も聞かない。

「票にならないから移民問題は議論しない」という政治家の暗黙の合意が与野党一致で成立しているのではないか。合意はともかく、移民問題を政治の俎上にのせないとの一点において政界は超党派でまとまっているように私の目にはうつる。

政治が国家の一大事に拱手傍観の態度をとり続ければ、「平成の政治家は日本の未来に対する責任を放棄した」と、50年後の国民から糾弾されると明言しておく。
 
人口は「出生者」と「死亡者」と「移民」の三つの要因で決まる。成熟した文明国の日本では超少子化時代がしばらく続くと考えるのが自然だ。つまり、当分の間、人口秩序を正す方法は大規模の移民の受け入れしかないということだ。
 
平成の政治リーダーに何よりも求められるものは、百年の計を立てる構想力と、それを実現する決断と行動である。日本存亡の危機を救う偉大な宰相の出現を切望する。

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