歴史的な仕事にめぐりあった幸運に感謝する

坂中提案

2005年に法務省を退職してからの10年間を総括すると、私の立てた移民国家構想が無視される時代が続き、引退願望に駆られる時があった。一方、人口崩壊危機の日本を救う移民国家の旗を振り続けなければならないという使命感に燃える時があった。そのせめぎあいの日々が続いた。

そんな私が2013年の春、突如、人生を達観できるようになった。歴史的な仕事にめぐりあった幸運をつかみ、理想的な移民国家像を創作することが、私に課せられた使命であると悟った。

現在は、一介の素浪人の身であるのに移民国家の設計者の天職に恵まれたことに感謝し、研究三昧の日々を送っている。天命を知り、天職に従事し、運命に従って生きること、これ以上の幸せはないと思っている。

ひとり孤高の道を歩んだ時代に心ある人々から受けた恩義に報いたいという気持ちと、何より日本を愛する者の報国の心から、日本の未来を一身に担う覚悟を決めた。精魂を込めて移民国家の理想像を追い求める。

日本が移民国家に生まれ変われば、人口クライシスと国家的危機を乗り越えられると確信する。もてなしの心ですべての民族を等しく遇する日本人なら世界の諸民族が一つになる理想郷を築けると、想像をたくましくする。

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