有言実行の生き方を貫く

坂中提案

国家公務員時代の私は「問題の発見」と「政策の提言」と「政策の実現」の三役をこなしてきた。私が提案した外国人政策の多くは立法措置がとられ実現した。

2005年に退職後は自由人の立場から、人口危機の日本を救う移民国家の構想を練ってきた。同時に移民政策理論の体系化につとめ、成案を得て「日本型移民国家への道」(2011年、東信堂)、「人口崩壊と移民革命ー坂中英徳の移民国家宣言」(2012年、日本加除出版)など一連の著作を発表した。

私は構想だけで終わらせる気はない。なんとしても実現まで持っていきたいと考えている。日本国の存亡がその成否にかかっているからだ。

しかし、移民国家のビジョンは国のかたちを根本から変えようというものである。目標は高く、世界の模範となる移民国家の建設である。多民族共生社会を作ることについて国民の理解と協力がなければ実現できないものだ。

今度ばかりは有言実行の道は険しく、厚い岩盤にくさびで穴をあけるような難事業になると予想している。人類の夢である多民族共同体の実現まで前途遼遠であるが、少なくとも理想を現実化するための課題と道筋を示したいと思う。

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