日本人は人類共同体の創成に挑戦する資格がある

坂中提案

近世以後20世紀半ばに至るまで、ヨーロッパ人が、宗教、人種、風俗等の異なる民族を時には人間以下のものとして、少なくとも自分たちよりも劣等の民族として扱ってきたことは、世界人権史上周知の事実である。

一方、現代の日本人の外国人観を見ると、大量の異民族の流入も外敵の侵入も受けなかった歴史も幸いして、他の民族を「人間以下のもの」とみなす観念はない。外国人に対する恐怖心や排外的感情も希薄である。

たとえば、国際結婚について見ると、在日韓国・朝鮮人の結婚相手の90%が日本人であることに代表されるように、人種や民族や国籍の異なる人と結ばれる日本人が比較的多い。若い世代の日本人は和の心で外国人と付き合う日本人のDNAを受け継いでいるにちがいない。

移民の入国の扉を開けば、世界各国から多彩な顔の若者がやってきて、日本の若者と世界の若者との結婚が飛躍的に増えるだろう。その結果、魅力的な混血児や感性豊かな二世が続々誕生するだろう。

宗教心についても、日本人は古来、自然と自己を同一視する万物平等思想(アニミズムの世界)をいだいている。それは人類を含む万物の共生につながる平和哲学である。

自然界に存在するあらゆる物に甲乙はないという独特の自然観を持つ日本人は、世界の諸民族の中で最初に人類共同体の偉業を成し遂げる素質がある民族ではないかと考えている。

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