日本人の友達がいる留学生は日本に永住する

坂中提案

日本の若い世代に注文がある。それは、大学のキャンパスにおける日本人学生と外国人学生との関係についてである。どうも両者の関係はけっして友好的なものではなく、むしろ疎遠ともいえる関係にあるようだ。

知り合いの大学教授の話では、日本人と外国人が親しく付き合ったり、一緒に酒を飲んだり、議論を交わすというような光景はあまり見られないとのことである。留学生は留学生同士で固まっている。日本人の学生は日本人だけで集まっている。いまの日本人の学生は排外的ということはないにしても、昔の、留学生が少なかった時代の日本人以上に外国人に無関心で冷たい感じがする、というのがその教授の感想である。

多民族共生社会の樹立が課題となる移民時代の日本にとって、将来の日本を担う若者が留学生を敬遠している状況は憂慮すべき事態だと言わなければならない。日本人の学生の方から留学生に対し積極的に声をかけてほしい。多くの留学生と接した私の経験談を言えば、留学生は日本人と友達になりたいと願っている。一人でも日本人の友達がいる留学生は日本が好きになり、日本に永住する気持ちになるはずだ。

 

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