日本人には和の心で外国人をもてなすDNAがある

坂中提案

 日本は古来、「和をもって貴しとなす」(17条憲法)を基本とする国柄であった。

 日本列島に住む人々は、異民族の大量流入や外敵の侵入を受けなかった歴史の幸運にも恵まれ、民族の融和を旨とする「和の精神」を発展させてきたのだと考えている。

 そんな歴史の恩恵を受け、日本には「共生」や「人の和」をつくりだす豊かな精神風土がはぐくまれてきたのだと思う。

 たとえば、宗教を見ても、神道、仏教、キリスト教などが仲よく共存している。結婚についても、偏見にとらわれない傾向が見られ、人種や民族や国籍の違う人と結ばれる日本人が増えている。
  
 2007年7月、知日派のアメリカ人で在日コリアン問題など日本の移民政策にも詳しいスタンフォード大学教授と会い、私が唱える移民1000万人構想について議論した。同教授は、「日本人には寛容の心があるし、日本には和の精神で外国人をもてなす伝統があるから、移民の受け入れはうまくいく」と述べた。我が意を得たりとはこのことだ。 

 日本人には和の心で外国人をもてなすDNAがあるから多民族共生社会を創造できるだろう。

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