日本の若者は移民排斥運動にくみしない

坂中提案

移民反対派の人たちに欠けているのは人口崩壊の恐ろしさを正視しないこと、人口危機を乗り越えるための具体的政策を打ち出さないことである。

移民反対派の人たちの中に、人口崩壊の危機の深まりによって経済、社会、文化が衰退していく日本の将来を心配する人はいないようだ。彼らはもっぱら国民世論を反移民に煽ることに熱心な排外主義者だ。しかし、異なる民族に対する寛容の心がある日本の若者が、移民反対派のエスノセントリズムの考えに共鳴するとは思えない。

ちなみに、日本経済新聞の世論調査によると、「あなたは人口減少への対策として、日本に定住を希望する外国人の受け入れを拡大することに賛成ですか、反対ですか」と尋ねたところ、18~29歳の若年層では賛成が約6割で反対の約3割を大きく上回った」という(3月21日の日本経済新聞)。

移民の受け入れに賛成の若者が飛躍的に増えている日本では、米国、フランス、ドイツなど移民大国で盛り上がっている移民排斥運動が起きることはないと、自信を持って言える。

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