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日本の歴史を動かす時がきた

国家公務員を辞した2005年。私は「人口崩壊に伴う国家非常事態を革命的な移民政策で乗り切る」という目標を立て、世界の先頭を行く移民国家理論の創作を志した。実務家が中心の欧米の移民政策の専門家とは目的意識も発想もスケールも異なる。移民政策にかける心意気でも温度差がある。私は国の再生をかけて移民立国に挑んだ。

それから14年の月日が流れた。移民政策に関する理論構築に邁進し、移民政策理論の深奥をきわめた人類共同体思想を世界の知識人に披露するところまできた。

世界に類のない移民国家ビジョンを提唱しているだけでない。日本の国家目標として世界初の人類共同体社会の樹立を提案している。私たち日本人は、人種・民族・宗教・国籍の異なる人たちが人類同胞として共に生きる移民社会の実現をめざす。100年の歳月をかけて国の形を人類共同体社会に作り変える雄渾無比の計画だ。

私の夢はとどまるところを知らない。世界中の国々で人類共同体社会が創成される夢を抱いている。日本の精神文化の粋を集めた移民革命思想が世界の人々の心をとらえ、地球規模での人類共同体社会と世界平和体制が実現する時代を見すえている。日本の移民国家ビジョンが世界のモデルとなって世界の移民政策の根本的変革を迫る。昨今欧米諸国で見られる移民排斥運動の高まりや反移民を唱える極右政党の台頭など、人道主義の精神に著しく反する現代世界のあり方を根底から問う。

日本政府が独創的な移民国家ビジョンで世界の頂点をめざして歴史的な第一歩を踏み出せば、日本型移民国家の基本理念と根本規範は世界各国の模範になるだろう。わけても国民の間に人種差別の感情と排他的な考えが厳然と存在する伝統的移民国家に深刻な影響が及ぶだろう。

移民立国の必要性について道理をつくして説明し、誠意をこめて正論を語り、正義にかなう生き方を貫けば、必ずや日本の未来が開けると信じて今日まで命をつないできた。決してあきらめることなく、世界の手本となる移民国家をつくる夢を持ち続けたからこそ、四面楚歌の状況下で孤独感にさいなまれる中、気を確かに持って令和の世まで生きてこられたのだと思う。

半世紀近く国家的課題の最前線で活躍し、近年、世界一の移民国家を創るシナリオを国民に示した。それが功を奏して移民鎖国の壁が崩壊した。歴史が動いた。国民と政府が新しい国づくりに立ち上がった。賢明な国民が一丸となって日本史上最高の革命を一人の犠牲者も出すことなく成し遂げる可能性が生まれた。これは世界に誇る歴史的快挙と言える。