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日本と世界の行く末が非常に心配

  コロナウイルス問題が終息した後の後遺症は極めて深刻で、現行の世界秩序の崩壊は不可避と認識する。中でも人口激減の直撃と重なる日本経済と日本社会の瓦解は時間の問題と深刻に受け止めている。

  移民政策との関係に絞って言えば、農村部では技能実習生が来なくなって野菜が作れないと、農民が悲鳴を上げている。移民政策を毛嫌いし、永住者として外国人を遇することがなかった失政のつけが回ったということである。人口激減が加速する第一次産業地帯は、コロナウイルスの問題とは関係なく、農村・漁村の多くが自然消滅をむかえる。今となっては手の施しようがない重体に陥った農民・漁民は臨終の日を待つしかない。長年、非人道的な技能実習制度で外国人をこき使った民族の当然の報いと言わなければならない。

  コロナウイルス問題の終息の目途が立つと、間髪入れず政府が移民開国を決断すべきだ。その場合、一貫して移民政策に消極的な姿勢の内閣総理大臣が心を入れ替えるか否かに日本の浮沈がかかる。さらに言えば、私はこれまで「移民50年間1000万人構想」を提案してきたが、政府の無策で日本全体が瀕死状態に落ち込んだ今となっては、「移民50年間2000万人」が必要と考えている。このことも内閣総理大臣の決断にゆだねる。

  世界情勢に目を転じると、極めて近い将来、「アメリカ文明と中国文明」の激突、言い換えれば、「民主主義体制と共産党の独裁体制」の分断と冷戦、ひいては第三次世界大戦の勃発の可能性があると、私は世界情勢を深刻に受け止めている。双方とも尊大な民族であるから適当なところで折り合いをつけるのも難しいと思われる。仲介役を買って出る国も見当たらない。両者の戦いは行くところまで行くしかないと見ている。その場合、アメリカ合衆国と同盟関係にあり、地理的には東アジアに属する日本は、極めて苦しい立場に追い込まれるのは必至と覚悟しなければならない。

  さらに言えば、両陣営の戦いが終わった後の新しい世界秩序の創造において日本文明が中心的な役割を果たす必要があると、私は真剣に考えている。その場合、日本が史上初めての国際責任を果たすため、米国、中国につぐ世界第三の経済力を維持するとともに空前絶後の規模の移民を受け入れる国民の覚悟が求められる。

  移民政策に政治生命をかける見識と、世界の安寧秩序を守る気概を持つ政治家に日本と世界の永遠の命を託すしかないと、私は思い詰めた心境にある。