平成の志士が移民国家の建国に立ち上がる時がきた

坂中提案

私のライフワークの「移民国家への道」は最終段階に入ったようだ。人口崩壊の問題の重大性を指摘し、その解決策としての移民国家理論の完成を見た。しかし、政治家を動かす仕事がまだ残っている。この移民立国を政治に迫る仕事は若い世代にやってもらう。

平成の志士が移民国家の建国に立ち上がる時がきた。古今東西を問わず歴史を動かすのは決まって未来のある若者たちだ。若者が新しい国づくりの主役を演じ、私が後方からそれを支える。

私は移民政策研究のパイオニアとしての象徴的な役割をはたす。責任を逃れるわけではない。仕事の力点を移民政策理論の構築からその啓発活動に移すということである。私が一歩引くことによって、坂中ドクトリンに共感する新進気鋭と各界の叡智が集結し、国家的事業の完成の早まることを期待する。

古希が近くなり、天職を授かった晩年をいかに生きるべきかを思うようになった。引き際も真剣に考えている。

天命を知り、天職に従事し、運命に従う、そんな幸運を独り占めするような人生があっていいものかと不安に襲われることがある。そのことについてはこれからすさまじい批判の嵐に遭遇すると割り切る。最悪の事態も覚悟する。

坂中構想が山場を迎えると、生みの苦しみが待っている。山あり谷ありの厳しい状況をひとつひとつ乗り越えていかなければならない。渾身の力をふりしぼり難局を脱して初めて移民国家への展望が開ける。グッドタイミングで身を引ける。人生の起承転結がなる。あるいは大往生を遂げられるかもしれない。

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