天命を知り、天職に従事し、運命に従う

坂中提案

現在、私のライフワークの「移民国家への道」は八分あたりまできたと思う。人口崩壊の重大性を指摘し、解決策の移民政策理論をほぼ完成させることができた。あとは国民世論と政治を動かす仕事が残っている。この二分の仕事はほかの人にやってもらいたいと思う。

私は、日本型移民国家の道をつけた移民政策理論のパイオニアとして象徴的な役割をはたす。困難の道を切り開く責任から逃れるわけではない。仕事の力点を移民政策理論の構築からその啓発活動に移すということである。私が一歩引くことによって、坂中ドクトリンに共感する新進気鋭が集まり、大事業の完成が早まることを期待する。

年を取ったせいか、何事も運命として受け入れる心境になった。「天命」と「天職」を授かった晩年をいかに生きるべきかを考えることが多い。

日本の移民政策研究の先駆者の天職に恵まれ、新しい国を創造する天命をたまわったことに感謝する日々である。

他方で、天命を知り、天職に従事し、運命に従う、そんな幸運を独り占めするような人生があっていいものかと不安に襲われることがある。いいことばかりの人生などあるわけがない。これから坂中英徳の真価が問われる時代を迎える。坂中構想が山場を迎えると、産みの苦しみが待っている。山あり谷ありの厳しい状況が続く。この先、どんな難問難関が待ち受けているかしれない。艱難辛苦に耐え、老骨に鞭打ち、一路ゴールをめざす。

以下は、今後の行動指針である。多くの人との出会いがあり、多くの人の協力があって、今の自分があることを忘れず、国家国民のため尽力すること。無私無欲に徹し、原理原則を貫くこと。

移民立国への道の先導者の立場を自覚し、その責任を全うすること。厳しい局面を迎えても決して逃げず、移民革命の最前線で矢面に立つこと。

百年の大計であるからじっくり考えて行動すること。民度の高い国民が移民政策を推し進めてくれると信じること。

移民国家日本の象徴的存在になることを究極の目標とし、歴史的な仕事を成し遂げるに足る器量を身につけるため精進すること。

以上、自らを戒める言葉を綴って、おのれを律することにした。正念場を迎えた時に迷わず王道を行くためである。

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