外国人観光客関連の新産業の勃興で地方に活力が生まれる

坂中提案

 2014年の秋以降、政府は地方創生に力を入れているが、決め手となる策は見つかっていないようだ。私にグッドアイディアがある。外国人観光客の爆発的増加を背景に、国と地方が一体となって外国人観光客関連の新規事業を起こすというものだ。新産業の勃興で地方に活力と経済効果が生まれると考えている。

 幸いにも、2015年に入り、外国人観光客の増加が著しい。年間2000万人に達する勢いである。今後も増加傾向が続くと見込まれるから、たとえば外国人観光客をターゲットにしたリゾート型ホテルの建設や観光資源の新規開発など、外国人観光客がらみの需要増大を見越した巨大プロジェクトを各県が競って立ち上げることにしてはどうか。

 それによって地方における公共事業関係の投資が増える。プロジェクト完成後は、その一帯が地方の外国人観光事業の拠点の役割をはたす。たとえば、ホテルの調理師やフロント係、観光バスの乗務員、観光ガイド、みやげ物売り場の店員などの雇用が生まれ、滞在型の外国人観光客が金を惜しまず使うので地方経済が潤う。その場合、移民政策も、プロジェクトチームの責任者、投資経営者、外国料理の調理師、ホテルのフロント係、観光ガイド、通訳などの国際人材の受け入れで寄与する。

 国は、外国人観光客をひきつける観光資源の発掘や外国人観光客の受け入れ態勢の整備のため、企画面や資金面で地方自治体に全面協力する。各自治体のトップは、事業経営体の長の立場から経営マインドを持って町や村の運営にあたり、存亡の危機を乗り切る。

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