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外国人にやらせてはいけない仕事――原子力発電所の廃炉作業

 産業史をさかのぼれば、狩猟採集時代・農業革命時代・産業革命時代のいずれの時代も、「単純労働」も「複雑労働」もなく、人類は知恵をしぼって最先端の産業技術を駆使して生き延びてきたと私は認識している。

 「単純労働」という表現を用いる日本の新聞記者や知識人は、自分たちは専門知識を必要とする特別な職業に就いていると考えているのかもしれないが、農業・工業・商業などの実業に就いている人を見下す本音が出たのではないか。虚業に就いている自分たちの立場わきまえない暴言である。実業に就いている日本人の心を痛く傷つける職業差別発言である。それは外国人に対する差別意識が露呈したものである。

 以上のこととの関連で、私が尊敬する野田一夫先生の移民政策に関する箴言――「日本人のやりたがらない仕事を移民に押しつけてはならない」という言葉を紹介する。たとえば、原子力発電所の廃炉作業など危険この上ない仕事を外国人にさせるのはもってのほかだ。こういう命がけの仕事こそ日本人の責任で行なわなければならない。