坂中構想がダイナミックに動きだした

坂中提案

いま私は、移民政策のオピニオンリーダーの立場から、世界の模範となる移民国家の樹立を国家・国民に迫っている。国家存亡の危機を克服した移民国家ニッポンが、移民受け入れのモデル国として世界に君臨する時代を視野に入れている。

私が著作・論文で発表した日本型移民政策の提言は政府からも国民からも長年無視されてきた。日本の歴史はじまって以来の革命的な移民政策を提唱しているのだからそれはやむをえないことだ。

一方、私の政策提言に対して違和感を覚えた日本人は多数いると想像するが、なぜか理論的反対論も感情的反発も散発的なものにすぎない。袋だたきにあうと予想していたが、正直、拍子抜けの感がしないでもない。移民問題に詳しい専門家がいないことが一因だと思うが、ここ最近はヘイトスピーチ団体など移民反対派も鳴りを潜めており、移民反対運動が盛り上がる気配も見られない。

その大構想がダイナミックに動きだした。たとえば、内閣府は2014年2月、100年後の日本が1億の人口を維持するための未来構想――「移民100年間2000万人構想」を公表した。本年3月、英国BBC放送は坂中移民国家構想を世界に紹介した。

国民の間から移民反対の声が出ない状況が生まれれば奇跡が起きるかもしれない。国民からあまり歓迎されない移民政策が、ほかに人口危機の日本を救う方法が見つからないという理由で、日本のとるべき百年の計として独り歩きし、国の基本方針に発展する可能性がある。『朝日』の4月18日の記事:「移民に『賛成』日本51%」に代表されるように、移民政策をめぐる状況が急展開した最近の動きに鑑みると、坂中移民国家構想に国運をかけるしかないというコンセンサスが政府部内で形成される日も近いのではないかと感じる。

 

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