地方の人たちは移民を渇望している

坂中提案

最近、私の移民政策に共鳴する福岡の有力な政治家が訪ねてこられた。「人口の激減で地方経済は疲弊している。地方の再生には移民政策しかない」と熱心に語られるのを聞いて、地方の人々は移民を渇望しているとの確信を得た。

一般に広まっているイメージと異なり、地方の人は移民がきらいというわけではない。外国からきた人を温かく迎える気持ちがあるという私の認識が間違っていないことを確認できた。

地方の人たちは、人がいなくなってさびれる一方のコミュニティ再生のため、のどから手が出るほど移民にきてほしいと願っているのだ。

田舎の人は移民に反対の立場にちがいないというのは思い違いもはなはだしい。人がいてこその社会と経済である。隣近所が空き家になって人気がなくなった農山村に住む高齢者のさびしい気持ちを思いやればわかるはずだ。

近々、人口崩壊と社会崩壊の二重危機が先行している第一次産業地帯から移民の入国を求める声が上がるだろう。

知り合いの在日外国人から聞いた話などを総合すると、人口の高齢化と過疎化が進む地方の町や村の日本人のほうが、大都市の日本人よりも外国人をもてなす心が豊かなようである。

政府が移民の門戸を開放すれば、地方の人々は待ちに待ったフレッシュマンを歓迎するだろう。海外から働き盛りの人材が供給されれば、産業基盤は健在であるから、地方経済は生産と需要が増えて活気づくだろう。

新天地を求めてやってきた移民を迎え入れれば、地域社会は新しい住民からパワーをもらって存立の道が開かれるだろう。

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