在日コリアン問題の解決法と移民国家構想実現への道

坂中提案

1975年の坂中論文の遠大な構想と自然体で在日韓国・朝鮮人問題を解決する手法は、人口崩壊の脅威が迫る平成時代の移民国家構想を実現に導く場合にも適用できるのではないかと考えている。

在日コリアン問題の解決と移民国家への道を切り開くこととではスケールがまったく違うが、禁忌を破り、新地平を切り開くという点では似通ったところがある。在日韓国・朝鮮人問題と格闘した経験のなかに移民国家への道をつける場合のヒントが隠されているように思う。判断に迷ったときには坂中論文の初心に返り、修羅場をくぐった体験を生かし、しかるべく対処する所存である。

以下は、在日コリアン問題の解決法を移民政策に類推適用した場合の私の希望的観測である。

〈国民の間から移民の受け入れについて積極的な反対の声が出ない状況が明らかとなり、国民からあまり歓迎されない「移民国家構想」が、人口危機の日本を救う唯一の説得力ある国策として独り歩きし、日本政府の基本方針として認められる。もともと移民革命思想は坂中英徳の個人的意見にすぎないものだったが、百年先を見通した具体的な日本再建策を打ち出したがゆえに、それが政府部内で消極的に肯定され、日本の未来を託する国家ビジョンに発展する。〉

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