厚い壁が崩れて移民国家への道が通った

坂中提案

移民政策論議が本格化すれば、「移民はお断り」という見解を唱える政治家や、「移民の排斥」を公約に掲げる政党の出る幕はないと予想している。穏やかな意見の人が主流の日本社会では、「排外主義者」「国粋主義者」のレッテルを貼られた政治家の末路は悲惨なものである。「移民は嫌い」「移民の追放」を公然と主張する政治家は現れないだろう。

2005年以来、移民の受け入れの是非についての議論を国民に呼びかけてきた私の執念が実った。時間をかけて各方面で議論を尽くせば、結論は国民の常識に従って落ち着くべきところに落ち着く。

国民がもろ手を挙げて移民に賛成するということにはならないが、政府部内での検討の結果、空前の人口危機を乗り切る政策の本命は移民政策との方針が固まり、移民の受け入れを容認する国民的コンセンサスが形成されるだろうと見ている。

ここまでの道のりは長かったが、厚い壁が崩れて移民国家への道が通ったと感じる。あとは移民国家の指南役として時勢に遅れないようについていくだけである。

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