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共産党独裁の中国と核超大国の米国の冷戦時代が始まった

 核攻撃も辞さないと公言するプーチンロシア大統領のウクライナへの軍事侵攻など第三次世界大戦の勃発の可能性が出てきた2023年1月。人類共同体哲学の創始者の坂中英徳の出番が来たと認識する。英文書籍『Japan as an Immigration Nation』の根本理念の人類共同体思想と世界平和哲学を世界に向けて発信中である。世界平和を願う人々の連帯の輪を世界中に広げる一助となれば幸いである。

 ここで以下のことを強調しておく。プーチンロシア大統領のロシアにおいてはウクライナ戦争反対の世論が形成されている。プーチン氏の独裁体制のロシアには曲がりなりにも言論の自由がある。選挙権もある。国民の政治意識も高い。

 他方、習近平国家主席の率いる中国では共産党独裁体制が続いている。国民が政治に物申すことは許されない。中国は選挙権も思想の自由も言論の自由もない国であることを肝に銘じるべきだ。

 今後、核超大国の米国と、共産党独裁国家の中国の対立・抗争が激化するのは避けられないと私は見ている。平和憲法と日米安保条約の二またをかける日本は極めて難しい立場に置かれると覚悟しなければならない。

 2022年11月、清華大学の学生など中国の若者が「習近平国家主席打倒」「自由と民主主義を求める」のスローガンを掲げて立ち上がった。中国の若者と連帯する動きが日本をはじめ米国、英国の若者の間に広がった。中国の若者の勇気ある行動は燎原の火のごとく世界の若者の間に広がってゆくと私は認識する。