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人類共同体思想は人類の知的共有財産である

人類共同体思想と世界平和哲学は、日本の移民政策のスペシャリストが22世紀の地球市民に残す知的共有財産である。

今日の日本は人口崩壊という国家崩壊の危機に直面している。移民鎖国を続ければ国民の消滅につながる一大危機だ。人口崩壊との闘いは長期戦を覚悟する必要がある。それは日本人の内なる敵との闘いでもある。国民は自らの島国根性をたたき直し、人類同胞として移民を正当に処遇する地球市民へ転身しなければならない。

究極の目標は、日本人が主導して人類共同体思想を世界の普遍的理念にまで高めること、世界の人々を永遠の世界平和に導くことである。それは言葉の真の意味での世界平和哲学に発展するだろう。

だが、高遠な理想を掲げるミスターイミグレーションに新しい世界秩序を創る意志と実行力がなければ、それは見果てぬ夢で終わる。移民鎖国の国に生まれた日本人ができもしない空想を語ったと世界の物笑いの種になる。それでは、世界平和革命の口火を切った移民政策研究所所長に何ができるというのだろうか。

世界のことを心配する前に私が真っ先にやるべきことは、世界のモデルとなる移民国家へ日本を導くことだ。その際、書斎にこもってあれこれ考えを巡らせているだけで行動力に欠ける私にできることは、警世の文章を死に物狂いで書き続け、ペンを武器に国民と政治家と世界の知識人心を動かすことだ。

さいわい、ワシントン・ポスト紙、英国エコノミスト誌など世界の代表的メディアと、私が尊敬する海外の大学教授から、坂中移民国家ビジョンは異例の評価を受けている。まさに機が熟そうとしている。日本が新進の移民国家として世界の舞台に登場すれば、混迷の度が深まる一方の世界の移民政策に一石を投じることになる。世界の移民政策の潮流も好転するにちがいない。

永遠の世界平和を実現することは微力な私の手に負えるものではないが、命がある限り人類共同体の灯をともし続ける。22世紀の後半、新世界秩序の創造を目標に掲げ、人種・民族・宗教・国籍の異なる人々が世界各地で立ち上がる日が必ず訪れるだろう。