1. TOP
  2. 政策提言
  3. 人類共同体思想が脚光を浴びる日

人類共同体思想が脚光を浴びる日

この年になると新しい発想も政策提言も生まれない。この10年間は、マンネリズムの極みのような文章を綴っている。しかし、マンネリズムの政策論文が一概に悪いとは考えていない。人並外れた根気の持ち主が移民政策の立案の一点にテーマを絞り、移民政策の本質に迫ったから、精緻な理論に発展したと自分では思っている。

移民政策一路の道を歩んだ私は、人類が「コロナウイルス問題」を克服した後は、人類史を画する「人類共同体ビジョン」が脚光を浴びる日が訪れるかもしれないと一縷の望みを抱いている。人類のDNAの中に「災いを転じて福となす」の克己心が刻まれているから今日の人類の栄華があると思っている。他方でおごりをきわめた人類が落日を迎える日も遠くないと恐怖感に襲われる時がある。

ここで私の夢をひとつ言わせてもらいたい。移民が主役に躍り出る22世紀初頭には、21世紀に起きたコロナウイルスの惨禍を目の当たりにした坂中英徳が提案した人類共同体思想が世界の人々の心をとらえているかもしれない。