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人類共同体哲学が世界の危機を救う

 地球規模での移民受難時代の到来は私の身に大きな変化をもたらした。日本の移民国家ビジョンは「人類史的・世界史的意義がある」と、世界の識者が評価した。まだ一握りの大学教授とジャーナリストの評価にすぎないが、近未来には坂中理論は既存の移民国家に深刻な影響が及ぶだろう。世界の識者の間に「ミスターイミグレーション」の名が通っている私は、日本のみならず世界の移民政策の先頭に立つ必要があると考えている。

 日本オリジナルの人類共同体社会の全体像を描いて坂中ビジョンに魂が入った。その理論レベルは世界最高峰に達したと思う。たとえ当代に志を得なくとも、革命が成らずして天命が尽きても、人類共同体社会を樹立する壮図を抱いて筆をとった著作を公にして後顧の憂いがなくなった。

 日本の移民政策研究のパイオニアが提唱する人類共同体哲学が世界の人道危機を救う光明としてきらめく時代をみすえている。人類共同体思想に関する議論が国の内外で繰り広げられることを希望する。