人類共同体の夢に向かって進む

坂中提案

国家存亡の危機の時代には、あたかも天から白羽の矢が立ったかのように、救世主が現れることがある。

言うまでもなく、今日の日本が直面する最大の課題は、年少人口の激減すなわち日本民族の消失危機をいかに乗り切るかである。

第一に、歴史の転換期を生きる国民は、日本というかけがえのない国が置かれている重大危機を直視する必要がある。

第二に、当代の政治家は、日本民族が、年少人口の激減が続く時代を生き延びるため、的を射た解決策を国民に示す必要がある。

人口氷河期と遭遇した日本人に、日本国の存続をかけて根本的変革を行う気概がないのであれば、有史以後の日本人が営々と守り続けてきた社会、経済、国家制度、伝統文化のすべてが崩壊するのは避けられない。

それでは、「消滅の危機にある日本民族の救命策」として、具体的に何が考えられるのか。

国民と政治家が危機感を共有し、移民革命と社会革命を同時に行うこと、それ以外に日本の全面崩壊をまぬがれる根本的解決策はないと、私はこの12年間言い続けてきた。

反骨の官僚で通った元国家公務員が、どういうわけで移民革命の先頭に立つという真逆の立場になったのか。

千年以上移民鎖国を続ける国の殻を破り、移民立国による人口クライシスの克服を提唱する日本人が、日本の歴史的転換期と出会ったからである。当代の日本人が果たすべき役割として、これ以上の重責はないと自覚している。

移民立国に命をかける稀世の革命家は、日本の国の枠を超えて世界に飛び出し、人類の未来を切り開く夢を抱いている。今日の世界で支配的になりつつある自国の利益第一主義に代わるアイディアとして、世界全体の利益を優先する人類共同体の考えを世界の人々に提案している。

世界の移民政策を根本的に変革するという人類史的課題に立ち向かう日本人は、身のほどをわきまえない大きな夢を語り続けることの限界を悟り、無為無我の境地に達することができるかもしれない。

 

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