世界の評価が先行する坂中構想

坂中提案

世界の評価と日本の評価の隔たりが大である。日本の移民政策のことである。私が提唱する移民1000万人構想について世界の知識人は高く評価する。しかし日本ではさっぱりである。日本の知識人は時代を見る目がないのだろう。そのような状況が続いている。
しかし、近いうちにそれは解消されるだろう。世界の評価に日本が追随する形で決着するだろう。日本の近現代史においてよく見られるパタ―ンである。

2013年9月、南カリフォルニア大学日本宗教・文化研究センターのダンカン・ウィリアムズ所長から、2014年4月、「ハイブリッド・ジャパン 」講演シリーズの一環として、「日本の未来と日本の移民政策」のテーマで基調講演をするよう依頼があった。併せて、世界の移民政策の研究者が集まる「日本の移民政策と社会統合に関するシンポジウム」への参加要請があった。ちなみに、私の前に作家の村上春樹氏と映画監督の宮崎駿氏が講演されたと聞いている。

ダンカン・ウイリアムズ南カリフォルニア大学准教授は、2013年末、講演の打ち合わせで来日の折、「移民国家日本」の未来像を描いた私の著作を、「真の移民国家ビジョンを打ち出したもの」「日本の伝統的精神風土から生まれたもの」と評価した。同准教授は母親が日本人で日本仏教に詳しい。

同年6月、AP通信社のマルコム・フォスター東京支局長から、「坂中さんは日本を元気な国にしたいのですね。応援します」という励ましの言葉をもらった。同東京支局長は宣教師の子として北海道で生まれた親日家である。移民政策の推進で意気投合した。

2014年3月、世界の投資家の対日投資行動に影響力を有する米国最大手の投資顧問会社の幹部たちと会い、移民1000万人構想について説明した。別れ際に彼らは「坂中さんの移民国家構想の早期実現を期待する」と述べた。

私が会った世界の知識人、ジャーナリスト、経済人たちは、日本が直面する人口問題の重大性とその根本的解決策としての移民政策の必要性を理解し、私が主張する移民政策の理解者である。

もしも坂中移民政策論に対する外国人の好意的な評価と激励がなかったならば、私が移民国家日本の建設に執念を燃やしてここまでやれたかどうかは疑問である。四面楚歌の状況下で移民鎖国の厚い壁と闘う気力を失い、今の私はなかったかもしれない。

日本が大好きな外国人たちは日本の未来のことについて日本人以上に心配してくれる。一期一会の思い出がつまった海外の友人たちとの出会いは生涯忘れない。

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