万物平等思想を持つ日本人は世界共同体をめざす

坂中提案

人口が激減する50年後の日本は、世界有数の経済大国、軍事大国の地位は望むべくもない。そんな陳腐な国家目標に代えて、移民大国にふさわしい新国家理念を提案する。

新日本文明は人類愛で世界のトップを目ざしてはどうか。世界に先駆け、日本人と移民が協力し、日本列島の中に人類共同体社会をうちたてるのだ。

究極の目標は、世界のすべての民族がうちとけて一つになる地球規模の世界共同体の創成である。世界の多様な民族が構成員に加わった日本国民が、新加入の民族からパワ―とエネルギーをもらって、地球共同体の創建に挑む。

人類は多様な人種と民族と国民に分かれているが、もともと一つの生命体から進化してきた同じ人間である。相互の感情移入も相互の理解も可能である。

「人類社会は多にして一」という人間社会の本質に照らして考えると、「人類が融和して地球人になる世界」の実現の可能性はまったくゼロというわけではないと考える。

日本人は現代世界では稀な自然と自己を同一視する万物平等思想を抱いている。「静けさや岩にしみ入るせみの声」(松尾芭蕉の俳句)の世界である。

八百万の神々を信仰し、万物平等思想を持つ日本人は、人類理想の地球共同体社会の創造に挑戦する資格があると考えている。

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