ミスターイミグレーションが世界の移民政策をリードする時代がやってきた

坂中提案

日本の国運をひらく日を前にして、移民国家の創建のような歴史的大業を成し遂げるには、最後の最後まで死闘を演じなければならないと心に決めている。

『日本型移民国家の創造』と題する新作は、移民国家の道を開いた日本人の自叙伝である。日本と世界の存亡をかけて人類史的課題に挑戦した坂中英徳の代表作である。

論文一路の人生を振り返ると、わけても移民革命が主題の著作をあらわすに当たっては、これを書き上げればいつ死んでもいいと思って世に送り出した。このたびの新著も全身全霊をうちこんで完成にこぎつけた。たとえ当世に志を得なくとも、移民革命が成らずして天命が尽きても、人類共同体社会をつくる壮図を抱いて筆を執ったこの書が、歴史の風雪に耐え、移民政策を考えるときの原典として読み継がれることになれば、これにすぎる喜びはない。

さて、2016年のいま現在。移民国家のリーダーを務める米国、英国、フランスで移民排斥と排外主義の嵐が吹きまくっている。既存の移民国家が移民の入国の扉を閉ざす方向にある中、ひとり日本は移民立国の旗を掲げ、移民国家宣言を行う時が来たと直観する。人口危機が深まる日本が優秀な世界人材を大規模に獲得する好機だ。ミスタ-イミグレーションの名で世界に知られる坂中英徳が世界の移民政策をリードする時代がやってきた。

日本人が打ち立てた移民革命思想が、世界が直面する移民受け入れ問題の解決に貢献する時代を想像すると気が晴れる。日本の革命家の頭に天啓のごとくひらめいた人類共同体構想に関して国の内外で論争が繰り広げられることを祈る。

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