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コロナ後の日本は移民国家として再生する

 令和の日本が世界に緊急にアピールすべき国家政策は何か。人口崩壊の危機に襲われた日本を再生させる政策を一つ挙げろと問われれば、私は即座に移民開国と答える。

 東京を筆頭に全国いたるところで少子高齢化が進む日本は、世界人材を獲得するまたとない機会とめぐり合った。瀕死状態の日本は「九死に一生」を得たと言うべきである。コロナウイルスの蔓延で世界の主要移民国家が移民の入国の扉を閉じたからだ。

 日本政府が「コロナ問題が終息すれば日本は移民開国を断行する」と世界に向けて約束すれば、世界中の国々から移民希望者が日本にやって来る。「災い転じて福をなす」の言葉を地で行く展開が見られる。コロナ後の日本は元気はつらつの国として奇跡の復活を遂げる。

 米国、英国、フランス、ドイツなど代表的移民国家が移民の入国規制の動きを強める中、世界のひとびとは新進の移民大国の誕生を歓迎する。「移民に冷たい国」から「移民に温かい国」へと日本イメージが一新される。日本は世界人材が日本永住を憧れる「移民の新天地」として生まれ変わる。

 移民国家ニッポンの華麗な姿を披露すれば、世界の若人が喜びの声をあげる。国の内外の若い世代の祝福を受けて帆を揚げる移民国家の未来は希望に輝くものになる。

 日本史上最大の人材開国を成功に導くため、私たちは一丸となって重い責任をはたす。国は移民受け入れ体制を整備する。国民は日本人ならではのもてなしの心で移民を歓迎する。私は世界に冠たる移民社会の樹立に尽力する。