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ウクライナ難民の受け容れの歴史的意義

 ウクライナ難民を暖かく迎える国民世論が広範囲に形成されていることの歴史的・世界的意義を強調しておきたい。日本史に例を見ない美しい光景を見た。ウクライナ難民の受け入れを原点とし、私たちは移民国家の頂点をめざす。

 2022年4月1日、岸田文雄首相は特使として林芳正外務大臣をポーランドに派遣した。日本政府はポーランドにウクライナ難民に関する窓口を設置し、ウクライナ難民の円滑な受け入れを推進する立場を内外に明らかにした。これは、日本が人道移民の受け入れを国際社会に約束したことを意味する。世界史に輝く快挙である。

 東京都を筆頭に地方自治体の長は、ウクライナ難民に対して住宅の提供、就職支援、子供の教育などに尽力すると語る。

 ウクライナ難民の正しい受け入れを契機に日本の移民政策が飛躍的な発展を遂げることは論をまたない。移民政策のオピニオンリーダーをつとめる私は日本のウクライナ難民受け入れの世界的意義を世界のひとびとに発信中である。