その時が来たらちゃんと舞ってみせる

坂中提案

 「人には逃げてはならない状況がある。そのとき、ちゃんと舞ってみせることが必要だ。責任を果たす覚悟と能力がいる。」(『梅棹忠夫 語る』(日経プレミアシリーズ、2010年))

 梅棹忠夫先生が最後の著書で述べられた箴言である。多民族共生国家の実現を目指している私は、先生の平成の日本人への遺言を肝に銘じなければならない。

 「未知なるものへのあこがれ」の夢をいだいて一途の道を歩まれた民族学の泰斗は、今まさに私がやろうとしている「人類未踏の多民族共同体」の創造を天国で見守っておられるにちがいない。

 正直、日本の未来に対する責任から逃げたい気持ちに襲われることもあるが、梅棹先生が御存命であられたなら「あきらめたらあかん。責任を果たせ」と一喝されるだろう。
 
 今の私に求められるのは、逃げてはならない状況に置かれていることを認識し、その時が来たらちゃんと舞ってみせることだ。

 私が生きているあいだにどれだけのことができるかわからないが、命あるかぎり移民革命の先導役を務める。いま誰かがそれをやらなければ、100年後の日本人から「平成時代の日本人は何をやっていたんだ」と怒られる。

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