「定住外国人施策推進室」の設置は画期的

坂中提案

日系ブラジル人を社会の片隅に追いやってはならない。特に、子供が社会に適応するため、十分な日本語教育が必要だ。つぎに、安定した生活を送れるよう、職業訓練など就職支援に力を入れなければならない。この二つの事業を国が責任を持って実施する体制を早く作る必要がある。

そのような意味では、2009年1月、内閣府に「定住外国人施策推進室」が設置されたのは画期的なことだと評価できる。その結果、失業中の在日ブラジル人やその家族に日本語教育と職業訓練を施し、就職相談に乗る体制が整備された。

日本企業の代表であるトヨタ自動車に企業の社会的責任の見本として是非やってもらいたいことがある。日系ブラジル人の子供を教育訓練する「トヨタ職業訓練学校」の創設だ。

トヨタ系列の工場で働いている在日ブラジル人の子供を熟練技能者に育て上げ、親の後継者としてトヨタグループの正社員に採用するという新しい枠組みを作ってほしい。

このトヨタ方式の移民受け入れプログラムは日本型移民政策のモデルケースになるだろう。日系ブラジル人の青少年は生きがいを見いだし、日系ブラジル社会は大喜びするにちがいない。

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