「国民の分断」を阻止する覇気がない政治家

坂中提案

2013年末現在の国と地方を合わせた長期債務残高は977兆円にのぼる。超少子高齢化の進行とともに国の抱える膨大な借金は増え続ける。生産人口が今よりほぼ半減する50年後は、国民一人当たりの借金の額は想像を絶する規模になる。金の卵の新生児は1千万円単位の借金を背負って生まれる。その時代に生きる若い世代は日本人として生まれた不幸を悔やむにちがいない。

政治家も官僚も財政と社会保障制度が破たんした地獄絵のような日本の将来のことを見て見ぬ振りをしている。この問題に立ち向かう覇気もないようだ。だが、人口崩壊に起因する財政問題を直視して有効な手を早く打たないと、その悪夢は50年を待たずして現実のものとなる。

まず皮切りとして膨れ上がる一方の社会保障費の負担をめぐって若年層(負担者)と高年層(受益者)の対立が激化する。続いて世代間闘争が勃発する。最悪の場合、国民的規模での親子戦争に発展することにもなりかねない。これ以上の悲しいことは人類社会の歴史にもあまり例がないのではないか。

日本の悲劇を免れる唯一の方法は移民の力を借りることだ。「国民の分断」という、絶対あってはならない事態を阻止する策は、猛烈な勢いで減少してゆく若年人口を補う「移民政策」しかない。また一刻の猶予もならない。遅きに失すれば、財政状況はさらに悪化し、もはや手がつけられなくなる。

財政破綻を回避し、最低限の社会保障制度を後世に残すための、移民政策の有効性・緊急性についての国民合意を取りつけるのは政治家の責任だ。難題であるが世代間の利害の調整を図って国民統合を維持することは日本の政治が取り組むべき最優先の課題だ。

私は移民政策のオピニオンリーダーの使命を全うし、未来の若い世代が日本人として生まれてよかったと思う国家の建設に全力をあげる。

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